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2009年 01月 04日
元旦から積もった雪はほとんど溶けた。しかし、日陰にはしっかり残っている。三が日も終わり。
年の初めに考えてみた。僕はなぜプロデュースなどというやっかいな仕事をやることになったのか。若い頃、人並みに青臭い議論を繰り返した。それは愚痴や批判が多かったと記憶する。あるとき、他者への文句ばかりを連ねている自分に気付き、ハッとした。いや、愕然としたのである。 政治や社会の問題点をしたり顔で糾弾するばかり。どこまで行っても、当事者としての発言は出てこない。そう自覚してしまうと、解決策をさっぱり示さず、いたずらに批判や指摘を繰り返す姿勢がとてつもなく醜く思えてくる。年を重ねても、ずっとそんな議論や会話を続けていくのだろうか? 何かが違うと感じ始めた。何かを否定するなら、正解あるいは正解と信じるものを示せ。徐々にそう思うようになっていった。 以降も、お喋りなので一向に口数は減らないが、自分なら眼前の現実をどうするかを自動的に突き詰めるようになった。そこが大人と子供の境目とも思えてきた。もちろん、簡単に解答は見つからない。矛盾にぶつかる。呻吟する。葛藤がある。運が良ければ、やがて光明が現れる。いまやそのパターンは、すっかり習い性となった。現在のプロデュース的発想は、そうした思考癖の延長にあるのかも知れない。 年明けから、いくつかの企画をまとめている。今週末から、打ち合わせ、会議などなど。
by ezoenaoki
| 2009-01-04 23:10
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