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2009年 04月 01日
寒の戻りのお陰か、桜がなかなか散らずに、目を楽しませてくれる。桜並木のドライブは天国もかくや。
ヤマメのフライフィッシングをはじめたのは、24歳の春。今年で実に30回目のシーズンである。当時、周囲にそんな変わった釣りをしている者はおらず、雑誌などを片手に、たった一人でこの世界に入っていった。以来、仕事は変わっても趣味は変わらず。住む場所は変わっても、訪れる川は変わらない。 最初のシーズン、親友を巻き込んで、休みという休みは魚釣りに捧げた。何匹かヤマメを釣って、ああもうこの遊びから一生逃れられないと確信した。それ以前は、モータースポーツを囓ったり、釣りを覚えた後も、自転車に凝ったりしたこともあるのだが、魚釣りだけはぶれることなく、続いている。大げさでなく、魚釣りは僕の人生の軸になった。魚釣りを中心に世の中を見るようになった。ただ、意に添わぬ仕事を我慢して、休日に川で鬱憤を晴らすことだけはしたくなかった。 そんな青臭いことを念じ続けているうち、いつしか住む場所は田舎になり、仕事は地方を元気にできそうなプロデュースになった。しかし、それとて所詮仕事である。さあ、ここまで来たのだから、次の一手は決まっている。釣り専業になることだ。幸い文章はなんとか書ける。釣りの蘊蓄も30年の蓄積がある。収入は激減するかも知れないが、その分釣りに没頭できるなら後悔はないだろう。家族の反対なんか気にしない。僕は僕の道を行くだけ。浮き世のしがらみともおさらばだ。あばよ。 そろそろエフコープのCFがオンエア。竹田は新たな案件が目白押し。釣りの時間だけは死守しなければ。
by ezoenaoki
| 2009-04-01 22:44
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