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2009年 11月 18日
帰村したら九州は冬。ファンヒーターとお風呂と布団が幸せを運んでくる。落葉の盛り。
東京柿豚料理会は、昨年からメイン会場を新宿ケヤキハウスに移し、音楽とともに楽しんでいいただくよう趣を変えている。東京都心とは思えないような大木のケヤキや鬱蒼とした森に囲まれ、広大なお屋敷に闇が訪れると料理会が始まる。今年は招待客数を押さえたが、さてどうなるか。 料理の準備は、総料理長若松亮太氏の下、午後から始まっていた。僕らは飛行機の遅延もあって、直前に乗り込んだが、進行のソワレ氏の仕切りで、プログラムが着々と決まっていった。挨拶、音楽、サーブのタイミング。プロの存在はなにより心強い。今年のミュージシャンは、当主の娘でもあるマイヤ・バルーとギニアのコーラ奏者エビゾ・バングーラ氏。ケヤキハウスならでは演出だ。 三々五々、来場者が門をくぐる。旧知の顔もあるが、初対面の方も多い。毎年そうだが、それぞれの方が、この柿豚を介して、新たな知己を得る。刺激的な出会い。実は、これこそ人気の秘密なのではないかと思うのだ。楽しい食事は人と人を近づけ、胸襟を開く。いい音楽もまた。今年からご協力いただいたビオワインとともに、皿の上の料理が次々と平らげられる。夜が更けていく。 東京にいても、筑後や竹田、福岡とメールのやり取り。ネットがなかったら、こんな時間は到底取れない。
by ezoenaoki
| 2009-11-18 22:14
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