|
|
2006年 05月 09日
僕が関わるプロジェクトで、僕一人で完結するものはひとつもない。
すべて、多彩な人たちとの協働が基本だ。つまり、コンセプトを決め、計画全体の輪郭を引くまでは、クライアントと僕の作業だが、いざ具体化になると、各分野のデザイナーを抜擢していかなくてはならない。 状況によって、組み合わせはさまざまだ。グラフィック、web、インテリア、プロダクト、建築などの各デザイナー、他にカメラマンやコピーライターも加わる。その先には、印刷屋や家具メーカー、工務店などが控えていて、プロジェクトには常にこうした多分野の職能が不可欠になる。僕は、そうした個々の力を、コンセプトと戦略に従って、配置し、指示を出し、監修する役目。もっとも、コピーワークに関しては、僕自身が受け持つことも少なくない。わざわざ説明する手間が省けるので、余裕があるときはつい書いてしまう。 黄金連休の中日5/1、北九州の料亭あをぎりの改装について、建築家の矢作昌生氏とようやく打ち合わせができた。できる人は必ず多忙で、多忙な人はスケジュール調整が困難を極めるが、これはプロデューサーの大事な仕事。大変だけど仕方がない(泣)。あをぎりプロジェクトや山田別荘プロジェクトに参加しているグラフィックデザイナーの岩下建作氏は、別の仕事でいま頃デンマーク。 プロデューサーの悩みはどこまでも尽きないのである。
by ezoenaoki
| 2006-05-09 22:58
|
ファン申請 |
||