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2006年 11月 17日
紅葉が目立ち始めた。ここのところ、毎晩近所で鹿が啼いている。
今日は長崎の小浜に来ている。湯治ではない。村内にある小石原陶器組合が取り組んでいる、僕にとっては、城島に並ぶもうひとつのジャパンブランド、そのデザイナー城谷耕生氏との打ち合わせなのだ。先ほどまで、今後のプログラム、スケジュールについて話し合っていた。明日は若手窯元4名が合流し、デザイナーの事務所で朝から夕刻まで勉強会がある。 産地の衰退にいかに歯止めをかけ、これからの発展を図るか。これは、業種に限らず日本全国に転がっている、ありがちな、しかし非常に深刻なモノづくりの悩みである。そのほとんどは、バブルの時代など、過去に栄えた時期があり、その成功体験が意識変化の足枷となって、なかなか大胆な改革に踏み込めないのが実情だ。小石原も例外ではない。 国もその事態をなんとか打開しようと、さまざまな試みを続けている。新しいタイプの助成制度、ジャパンブランドもそのひとつだろう。デザインの有用性も認め、デザイナーやコーディネーターの参画を前提にしたプログラムは珍しい。ただ、デザインを表層の造型だと捉える傾向がまだ根強いことも事実である。小石原のプロジェクトは、その辺にもメスを入れる。 ホテルには海の見える露天風呂。しかし、オヤジとツインの部屋はちょっともの悲しい。
by ezoenaoki
| 2006-11-17 18:29
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