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2006年 12月 12日
景色はすっかり冬なのに、暖かい。今朝はほんの少し家の回りを歩いた。
さまざまな場所で、さまざまな方々へ、説明と表現の違いを唱えている。そんなこと急に言われても、なんのことやらわからないだろうが、情報発信、コミュニケーション、言い方はいろいろでも、誰かが誰かに何かを伝えるとき、この違いを意識していれば、結果は随分異なったものになるんじゃないかとずっと思っている。以下、説明。うん?表現じゃないの?? 説明と表現でわかりにくいときは、履歴書とラブレターと言い換えている。つまり、実直に、ひたすら事実に基づいたデータを羅列し、堅い写真を添えて、自分を伝えようとする履歴書。一方、便せん、封筒、切手から吟味し、想いのたけを詩的な言葉も混ぜながら伝えようとするラブレター。さて、どちらが相手の心を捉えやすいだろうか? 情報発信にしても、モノづくりにしても、元々の素材やコンテンツを、その本質を保ったままいかにラブレター的に作り上げることができるか。ここは常に重要なポイントだ。素材の素晴らしさに頼り過ぎ、そのまま無邪気にそれを届けようとしても、なかなかうまくいかない。あらゆるデザインは、この「表現」の手助けをする効果的な手法なのだ。 今日は唐津で、佐伯広域森林組合を交え、Q-woodの定例。材木の「表現」を考える一日。
by ezoenaoki
| 2006-12-12 10:34
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