|
|
2007年 01月 28日
今冬はやはり暖かい。日当たりのいい場所では、もうふきのとうが顔を出している。
先週23日。福岡市内のギャラリー手の間で、柿豚絡みのイベントがあった。福岡県吉井町で柿豚を育てる杉勝也氏、同県杷木町でその柿をつくる秋吉智博氏、そして柿豚や柿を食材に使い料理に仕上げる佐賀の池上崇氏がコラボレートするイベント。ルネッサンス・プロジェクトからのビオワインなどの提供もあり、会は30名ほどの参加者とともに大いに賑わった。 料理をいただきながら、合間で3人の主役が自らの仕事について話をする趣向で、生産者や職人にありがちな素朴な訥弁もまた味わい深く、楽しい夜となった。かねてから、生産物は最終表現が重要だと思っている。木材は木造住宅という最終型で表現されるべきだし、食材は料理というデザインで美しく表現されるべきなのだ。美味しいとは誠に言い得て妙である。 会場には、同日午後、「食といのち」をテーマに講演をした元岡健二氏もいらっしゃった。お名前は随分前から存じ上げているが、お会いするのは初めて。しかし、気さくな話しぶり、共感する話題の多さに意気投合。氏は、規格外の産物も積極的に扱う「もったいない食堂」などを通じ、農漁村との新しい連携を実践されている。いや、実に面白いオジサンだ。いつか仕事をご一緒したい。 一昨日、免許更新のついでに吉井町でうどんの井戸、骨董の四月の魚に寄った。久々にくつろぐ。
by ezoenaoki
| 2007-01-28 14:41
|
ファン申請 |
||