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2007年 09月 22日
近辺の道ばたにイガグリが落ち始めた。残暑の中、秋は確実に忍び寄っている。でもアツッ!
前回、取材で訪れた佐賀県唐津の山間からほど近い小さな分校を舞台に、数年前「巣箱プロジェクト」という取り組みを行ったことがある。発端は、いまや新進の住宅メーカーとして多忙を極める、住まいの木工房むっくのプロデュース。その一環として、お金をかけずに世間の耳目を集めることに腐心していた当時、たまたま状況に恵まれて実現することができたユニークなプロジェクトだった。 木工グループがボランティアでその手のワークショップなどを行うのは珍しくはない。だが、それだけだと、どうしても木に親しむ程度の効果しか期待できない。もっと、木を取り囲む背景や因果関係まで意識した、企画はできないものかと思案しているうち、その頃脚光を浴びはじめていた総合学習という切り口が思い浮かんだ。森の観察から始まり、鳥の観察をし、巣箱をデザインして、製作してとイメージが広がる。 運良く、むっくの縁で、いろいろなメンバーと出会うことになった。まず、佐賀野鳥の会、次にそこから肝心の舞台となる平原小学校鳥巣分校とつながった。その時の在校生13人。名前もできすぎ。さらに、佐賀県林業試験場、佐賀県工業技術センターにも協力を仰ぎ、プロジェクトは森の観察、木の伐採、製材、野鳥の観察、デザイン講義、巣箱デザイン、製作、巣箱掛け、巣作り観察と、終わってみれば1年2ヵ月が過ぎていた。 昨日、岩下デザイナーと分母庵で諸々の打ち合わせ。10月はやたらと忙しくなることがわかった。ひぃ。
by ezoenaoki
| 2007-09-22 23:56
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