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2009年 02月 27日
雨模様の午後、久し振りの九重飯田高原に向かう。ちょっと温泉で息抜き。翌日は久住へ。
何があろうが、なかろうが、季節は着実に巡ってくる。雨晴れを、寒暖を、話の肴にして、僕らは日々を過ごしていく。寒い寒いと愚痴っていた冬。たまに暖かな日があると、それはそれで暖冬だ、温暖化だと口さがない。そうこうしているうちに、冬景色一色だった分母庵の谷も、徐々に新鮮な色が現れて来た。 枯れ草の中に、最初に春を見つけるのは、やはりフキノトウだろうか。梅の花がほころぶよりも先んじて、土の中から黄緑色の膨らみを押し出してくる。見慣れない頃は、やたらと乱獲していたが、いまは出端をいくつか手折って、天ぷらでいただく程度。今年も、散歩の折りに、何個か手に入れた。今年は暖かだったので、最も早く姿を現す一角は、気づいたときには小ぶりの蕗の葉がびっしりと地表を覆っていた。春はもうスタートを切ったよと念を押される感じがする。 その頃になると、あちこちに青いオオイヌノフグリが風に揺れ、梅の花は次々に蕾を解き始める。遠目にぼんやりと三分六分、樹にまとう白さを強めていくのである。この頃には、雑草の緑が心なしか増えてきて、ある日そこに黄色の花々が同時多発に咲き始める。菜の花は、毎年種を蒔こうとしながら、気温の上昇と共に忘れてしまう。辺り一面、菜の花の群落は、いかにも春の元気を奏でているごとくで、心うららかに暖まる。人生、まずは花鳥風月を第一としたい。 厚生労働省から、竹田のプロジェクトの視察。大変好評を得た。相手が誰であれ、誉められることは嬉しい。
by ezoenaoki
| 2009-02-27 23:53
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