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2009年 04月 22日
陽射しが強くなってきた。朝がひんやりする日は余計に。高原の桜も終わり、名実ともに初夏へ。
GWあたりを境に、季節は大きく変わる。田舎に住んでみてわかった明確な変化。生きとし生けるものが急激に元気を増して、活発に命を主張し始める季節、それが初夏だ。春からの花の競演が一段落すると、若葉が一斉に開き出す。瑞々しく美しい黄緑色が山々を覆っていく。気温が上がり、ジャケットが要らなくなる。 世の中が美しく変わるだけなら、なんの問題もないのだが、元気になるのは虫たちも同じこと。蝶やトンボは悪くないが、庭をスズメバチの羽音が行き交うのもこの頃から。さらに、雨が降る暖かな日は、最も忌み嫌われるムカデの気配が満ちてくる。昨年は土間で裸足の足を直撃された。ムカデに刺される痛みをようやく実感した。今年は、早くも2匹とご対面。まあ、もっとも害虫と呼ぶのは人間だけ。生の横溢は分け隔てなく、すべての生き物に等しく起こるのである。 夜の虫の音も日々大きくなっているが、もうひと月もしないうちに、渓には蛍がまた現れる。家族で夜の散歩を楽しんだり、仕事の帰りに林道にクルマを停め、しばし光の鑑賞に耽るのもこの時季。掌に蛍を閉じこめ、得も言われぬ光の明滅にうっとりするのは、何度やっても飽きることがない。一方日中は、猛烈に伸び続ける雑草との闘いが始まる。マムシも動き始める。善いことも悪いこともたくさん詰め込まれた夏という時間。おっと、来月20日は筑後川で、早くも鮎の解禁であった。 学校の前期は丸一日。夕方、某定例会議。明日から竹田で複数の案件をこなしつつ、次週の準備も。
by ezoenaoki
| 2009-04-22 22:47
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