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2006年 09月 27日
昨夜、庭に落ちたやまぼうしの実を食べに、アナグマがやってきた。かわいい。
今年はイノシシの被害が相次いでいる。村に来てから知ったのだが、イノシシは実に賢くて、春先のタケノコは地表に頭が出る前に食べてしまうし、秋のクリは落ちた途端にひづめで器用に押し開き、平らげてしまう。残っているとしたら、それは間違いなく虫が食っているのである。イノシシってその気があれば、進学だってできるんじゃないか。 奴らは稲も食べる。熟し過ぎない若い田圃に現れ、しごきながら食するのだそうで、狭い谷にある佐々木安男さんの田圃は、一区画がすべてやられてしまった。怒り心頭の安男さんが、建具屋で猟師でもある一ノ宮さんに駆除を頼んだ経緯はすでに書いたが、結局、そのエリアで4頭が仕留められた。さすがである。肉は部落で集まり、ありがたくいただいた。 パソコンを触りながら見える風景の中で、こんなことが日常的に起こっている。不思議な感覚に襲われるが、僕にとってはこの状況は非常に貴重に思える。アナログもデジタルも、農業もITも、田舎も都市も、どこにも寄りすぎることなく、いつも全体を俯瞰していたいからだ。それは、プロデュースという広義の編集作業には、欠かせない視座だと思っている。 今日はエフコープの2回目の新聞広告が出た。Q-wood(福井木材)のサイトも完成間近だ。
by ezoenaoki
| 2006-09-27 13:33
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