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2007年 01月 14日
出産後の妻子が帰宅。炊事や家事もやらなくてはならず、超忙しい。が、少し面白い。
プロデュースというのは、あらゆるコトを全体計画として捉え、進めるのが最大の特徴だと思う。対象領域もそうだし、時間軸も線的に考える。そして、それを転がすためには、コンセプトワークに始まり、総合デザインで仕上げまで持って行く。しかし、計画自体の推進力は、他でもないアイデアの質と量である。それがまとまったとき、プロジェクトは一気に活気づく。 アイデアの質と量。一般にこれは「企画」と呼ばれているものだ。多くのプロデュース依頼は、課題があるのは当たり前で、状況はさらに深刻なケースがほとんどである。つまり、眼前には分厚く高い壁が立ちふさがり、進退極まって、自分たちではいかんともしがたい、というのが普通と思ったほうがいい。少なくともクライアントはそう信じ込んでいる。実はここがミソなのだ。 常識の中に安住していると、視点も通り一遍のものになりやすい。他人と同じになりたいと念じていれば、アイデアだけが斬新になるのは困難だろう。企画力とは詰まるところ、視点をいかに自在にコントロールできるかではないか。視点が固定すると、対象物はいつまでも同じ景色しか見せない。骨董の世界で言う「見立て」は、この視点の柔らかな転換のことである。 Q-wood、しみず園、城島JB、すみれ幼稚園、エフコープ、等々。宿題が山脈と化してきた。
by ezoenaoki
| 2007-01-14 02:47
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