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2007年 02月 02日
今朝、障子を開けたら、この冬一番の積雪。思わず、カメラを持って外へ出た。
生まれてこの方、信仰のたぐいとはほど遠い生活を送ってきた。幼い頃は、親の言いつけで、毎日仏壇に手を合わせていたが、いつの頃からか、その習慣も薄れてきて、20代などはっきりと意識して避けていたと思う。神社仏閣の建物やランドスケープといった佇まいは好きなのだが、お参りなどに本気で行った記憶はない。他人には無神論とうそぶいていた。 50歳を過ぎたいまも、特定の宗教は信仰していない。日常は相変わらずその気配はないのだけれど、以前と比べれば、神仏の前で手を合わせる頻度は上がっている。照れがなくなったのかも知れないが、思い当たるのは、自然への畏怖が年々確実に強くなっていること。それとなんらかの関係はあると思う。その気持ちを表すのが、多分僕のお参りなのだろう。 分母庵のすぐ近く、林道を登ったところにその名も山の神という祠がある。毎年、12月の最初の日曜日に、そこで集落だけのお祭りがある。丸く干し藁を敷いて、その中心で火を焚き、かっぽ酒を酌み交わす。村では最も好きなイベントだ。最近では、家族の散歩でも時折そこまで登っては、お参りをするようになった。僕は密かに、農林業の再生などを念じている。 昼は小石原のジャパンブランドの件で打ち合わせ。村内で済む仕事って楽だなあ。
by ezoenaoki
| 2007-02-02 16:53
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