|
|
2007年 04月 22日
久々のまとまった雨。農家には恵みの雨だろう。いよいよ雑草たちが勢いづく季節。
熟語シリーズは、まだ続く。今回のテーマ「説明」と「表現」は、以前にも触れたことがある。普段も、仕事でしきりに喋っているテーマだ。あらゆるクリエイティブ・ワークは、退屈な説明にとどまることなく、魅力的な表現に高めなくてはイケマセン。折々に、自戒を込めて、繰り言のように言っている。よく喩えるのは、履歴書ではなく、ラブレターを送るつもりで、というもの。ワカリマスカ? デザイン全般に通ずると思っているが、広報関係が最もわかりやすいかも知れない。ひたすらストレートに、誠実一点張りで事実を列記しても、真面目さが災いしてかえって読む気が起こらず、結果伝わらないかも知れない。一方、読む側の立場に立って、美しさも気にかけて、事実だけでなく、情緒も適宜織り込んで、印象として伝える工夫があるはずだ。好きな人に履歴書を送る人はいない。 同様に、1冊の書籍をどこまで簡略化できるか、という切り口もある。100ページの本を50ページに要約できるだろうか?では、10ページには?さらに、1行なら?単純な要約は無理だ。しかし、1行では「説明」はできないが、印象やイメージを「表現」することは不可能ではない。コピーライターとはそんな仕事をする人。説明を表現に変換するには、左脳から右脳へのバトンタッチが欠かせない。 家具メーカーのカタログ、しみず園のリーフレットなどが続く。もちろん表現を忘れずに。
by ezoenaoki
| 2007-04-22 19:10
|
ファン申請 |
||