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2007年 07月 29日
降りに降ったあの梅雨はどこへ。連日の強烈な陽射しが街を焼いている。
知人が事務所の一角に茶房を開いたと聞いていた。コーヒーではなく煎茶だという。女房が訪れ、友人たちが訪れ、噂を聞いていて気になったので、いずれはと思っていたら、諸般の事情で今月いっぱいで閉じ、東京へ移転する由。これは行かねばということで、炎天下の福岡市内、妻子を案内役に、静かなビルの2階にあるその店を訪ねた。日本茶 茜や。扉を開けると着物姿の主が出迎えた。 漆喰や障子、縁なし畳がモダンかつ大胆に設えられた空間に、骨董や書籍、アートの小品がゆったりと配置をされていて、心地よいことこの上ない。市内に事務所を持つなら、和の空間をと夢想した頃を思い出した。主の柳本あかね氏は、新聞記者である夫君の福岡転勤で当地にやってきた。直後に、人づてに分母庵を訪ねてこられ、それ以来の友人である。生業はグラフィックデザイン。 さて、好みの器を選び、座に着くと、あかねさんのお手前で、準備が進められる。雑談なんぞを往復させていると、準備完了。砂時計で頃合を計る趣向で、お湯で一煎目。少量を選んだグラスに出し、飲み干す。ほほ〜。お茶ってこんな味だったか? ついで、水で二煎目、咽に落とし、数種の菓子を味わいつつ、最後にもう一度お湯を注いで三煎目。粋だねえ。東京に行ったら必ず寄るからね。 大分竹田の食育ネットプロジェクトは事業化決定。お手伝いに関し、明後日に現地で打ち合わせ。
by ezoenaoki
| 2007-07-29 22:51
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