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2007年 08月 21日
毎日30度以上が続く。朝は涼しくなってきた。秋は暑さの背後から忍び寄る。
前回、分母庵にはエアコンがないことを書いた。環境と家の造りによって、都市のマンションなどに比べれば、別世界のような涼しさだ。住空間の温度というのは、建材と設計によってかなり差ができることは、むっくハウスのプロデュースなどを通じて、随分学ばせて貰った。最近、日田市の左官・原田進氏から、泥土の潜在的な可能性を検証するプロジェクトに誘われた。泥の家か、涼しいだろうな。 泥の家というと、なにかアフリカのマサイの家とか、乾燥地の日干しレンガの家とかを連想しそうだが、日本には土蔵という文字通りの泥の家がある。分母庵の回りは農家ばかりなので、高い確率で皆さん土蔵をお持ちだ。土蔵は、事実上の「倉庫」で、分厚い土壁で断熱され、遮熱のために窓も小さい空間に、先祖伝来のお宝から、近頃の生活用具まで押し込んである。独特の佇まいはとても魅力的だ。 実は、土蔵を改造したオフィスを持ちたいと考えていたことがある。内部をうまくリノベーションして、夏涼しく、明るすぎない思考の部屋を作れないかと思っていた。中2階構造とし、1階を会議室兼資料室。2階をデスクスペース。漆喰の壁、それが剥げて荒壁がのぞくのもいい。でも、中はモダンなオフィス。それが農村風景の中に点在し、音もなくwebで世界とつながる。やっぱり、いいなあ。 エフコープの新聞広告第2弾、加えてインナー関係も29日に一斉露出する。ワクワクである。
by ezoenaoki
| 2007-08-21 22:21
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