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2008年 01月 06日
この冬一番の寒波が抜けた。つくばいのメダカたちには朗報だ。小春日和。
毎年、年明けには山の神にお参りをする。縁もゆかりもないここ東峰村に越してきて、9回目の冬を迎えている。いつのまにか、農業とか、林業とかにもプロデュースの領域が広がって、不思議な心持ちがする。僕らはきっと、呼ばれてきたのではないか。時折、女房とそんな会話を交わすことがある。 山の神は、あちこちにいるらしい。初冬には、集落ごとに祭りもある。山からの恵みをいただき、危険も伴う山仕事をしていれば、大いなるものへの畏怖は自然と生まれてくるだろう。僕らの山暮らしなんて、とても浅いものだけれど、それでも当地で日々を重ねるにつれて、ぼんやりと類似の気持ちを抱くようになった。生かされている。そんな感慨に包まれることもある。宗教以前のもっと素朴な想い。 僕ら家族は、それを表出したくて、山の神に向かうのだと思う。誰からの強制でもない。暗い因習でもない。普段は誰もいない森の一角。ごくごく当たり前に、小さな祠に手を合わせる。年末、僕も長老たちと共につくった注連縄が下がっている。家内安全、商売繁盛、大漁祈願を念ずる。おっと、肝心の自然への感謝、環境再生祈願を忘れるところだった。人は願い事をすると、途端に無邪気になる。 明日から仕事始め。田川産業、パンフレット最終案のお披露目。東京での展示会準備も急がねば。
by ezoenaoki
| 2008-01-06 12:14
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