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2008年 01月 15日
午前7時過ぎ、南東の山塊から朝陽が上る。徐々に谷に光が満ちてくる。きれいだなあ。
今朝、シカを見た。毎朝、小学校へ通う長男の集団登校の出発場所までクルマで送って行くのだが、その途上で見事な角を持つオスと一回り小ぶりなメスに出くわした。啼き声はよく聞いていたけれど、本物を地元で見たのは、実は9年目にして初めてである。シカ肉は何度も食べたが、間近に見たのは初めてである。 その驚きを、親たちに告げると、意外なことに、「えー、見たことないよ」とさらに驚かれてしまった。ああ、やはりそうかと思った。この感覚は、ヤマメ釣りでは何度も経験している。ヤマメはずっと幻の渓流魚などと言われて、深山幽谷にしか棲息しないと思われてきた。ところが、放流の定着もあって、いまではかなり開けた里川でも姿を見ることができる。しかし、釣り人以外は、この事実をあまりご存じない。 僕らが人家のそばで釣っていたりすると、地元の古老などがしたり顔でこう言う。「ヤマメはもっと上に行かんと」。「えー、いませんかね?」。「こんな下にはおらんなあ」。僕らは苦笑しながらやり過ごす。最近はこう思うようになった。情報は探している者にしか見えない。魚や動物に限らず、どんな情報も。その価値に気づいた者だけが、不思議メガネを手に入れて、新しい世界が見えるようになるのである。 ぬぬパナフライヤー、制作完了。エフコープは、次年度に向けた事業戦略策定のお手伝いが始まった。
by ezoenaoki
| 2008-01-15 09:49
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