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2008年 05月 02日
2日前、盆地である日田市内は夏日。今日の福岡も空気は夏のそれ。GW中盤。
分母庵のトイレは半屋外にあると、以前書いた。それはその通りなのだが、我ら殿方の小用の方となれば、主な勤め先は正真正銘の屋外に移る。なんせ、あたりは人家もまばらな山、山、山。どこもここも、その気にさせるロケーション。わざわざ、狭い部屋に閉じこもる理由はない。 最上は、朝一番の励行。前夜から溜まりに溜まったものを、朝の冷気の中を定位置へ一直線に進み、解放する瞬間は一種の極楽。近頃なら、朝6時近くには、太陽こそ山陰だが、もうすっかり明るくなっている。陽が直接当たる前の緑は、柔らかな美しさに満ちていて、そのなかで誰の目も憚ることない弛緩の一時。多様な鳥のさえずり、ときに、コジュケイや青鳩、キツツキのドラミングも巧まざるBGM。 冬の朝、酷寒と暗がりをものともせず、雪を溶かし、霜を溶かし。夏の朝、昼間の酷暑を忘れる涼風に晒して、瞬時瞑想。春秋は、言わずもがなの爽快。嗚呼、男に生まれて良かったと、淑女の眉をひそめさせる悦楽だが、実は田舎では老女も同様の振る舞いに及ぶことがあり、それは我らの専売特許ではなかったと思い知らされる。はて、その感慨は当方と彼方では、どちらが上質なのだろうか? GWならではのユルい妄想に没してみた。尾籠な話で恐縮ではありました。平にご容赦。
by ezoenaoki
| 2008-05-02 23:36
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