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2008年 05月 11日
寒波が逆戻り。花冷えを通り越した今週末。集落の草刈りでは汗もかかず。
相変わらず、コンセプト、コンセプトと繰り返している。言いながらいつも、もっと別のいい方がないものかとの思いがよぎる。「考え方」では意味が広すぎて、「哲学」だと敷居が高すぎる。などと悩みながらも、やはりコンセプトの大切さは変わらない。実感は強まるばかりだ。 コンセプトは、必ず商品や広報に反映される。どう繕っても、それは鏡のように真の姿を映し出す。商品や広報という段階では、各分野のデザインによって視覚化されるわけだけれど、最終的な色、形、素材に至った理由を常に注視している。デザインの「根拠」である。根拠のないデザインなどカス同然。課題の解決策としてのデザインには、明確な根拠が備わっていなくてはならない。その確信が弱まることはない。 ところが、現実には根拠の乏しいデザインが多く氾濫していて、そんなデザインを見たり、手にしたり、身を置いたりすると、なんとも心持ちが悪い。別の場所の、別の事情の、別の課題に対する答を、そのまま持ち込むことによる居住まいの悪さがある。グラフィックにも、プロダクトにも、建築にも、その滑稽は存在している。ゆめゆめ、自分がミイラ取りにならないよう、戒めて、気をつけて、日々の仕事に臨みたい。 明日は、朝から竹田。エフコープの08新聞広告のプレも迫っている。時間は確実に過ぎていきますなあ。
by ezoenaoki
| 2008-05-11 14:33
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